実はかわいい?! ハエトリグモの飼い方
はじめに
この記事に使用される画像はあくまで僕の主観で判断した可愛い画像なので気持ち悪いと感じる方もいると思いますのであらかじめ忠告しときます。
今回は家でよく見かけるクモ「ハエトリグモ」についてです。僕自身ハエトリグモが好きで独学でハエトリグモを繁殖までした経験があります。ハエトリグモに興味がある方や飼育してみたい方のためにまとめてみました。
ハエトリグモとは
ハエトリグモとは節足動物クモ網クモ目ハエトリグモ科に属します。小さなクモで巣を作らず壁や草の上で徘徊しています。家でよく見る黒色と白色のクモはアダンソンハエトリというクモです。屋外にはまだまだたくさんの種類のハエトリグモがいます。
性別の見分け方
ハエトリグモは基本的に体系で見分けるよりも模様で見分けるほうが簡単です。オスは繁殖期に色が目立つほうが有利なため奇抜な色をしている。メスは基本的にオスよりも渋い素朴な色をしています。メスのほうが体系が丸っこい気がします。オスは繁殖期に前足を使いアピールするので前足が長いです。
オス
メス
ハエトリグモの生活
ハエトリグモは基本的に壁や草などの上を徘徊しながら餌を捕まえ食べるという生活です。繁殖期には糸で巣を作って卵を守ります。飼育下では決った場所に自分で巣を作って寝ています。名前の通りハエのような小さな虫を捕まえ体液を吸い取りながら食べます。ハエトリグモは初夏から秋の間によく見かけれます。卵は一回に40個程度産み15匹程度が孵化します。オス同士で威嚇しあうため飼育の時は単独で飼育しなければなりません。繁殖期には一時的にメスと同じケースに入れて交尾させますが交尾後のメスは気性が荒くなります。
ハエトリグモの飼育方法
必要なもの
- 水槽
- 餌
- ティッシュ
- 水
あると便利なもの
- 綿棒
- 紙
- 霧吹き
- 鏡
水槽について
水槽は大きくないものを選びます。大きすぎると餌のハエを捕まえにくくなります。僕がおすすめするのは百円ショップなどで売っている小さなカップです。
ちょうどいい大きさで加工しやすく安価で手に入れやすいためです。ハエトリグモは飛ぶたびに糸を張るため水槽がすぐ糸だらけになり汚れます。鑑賞しにくくなったら新しいものに取り換えましょう。呼吸のために蓋には脱走されない程度に小さな穴をあけておきましょう。
餌について
餌は主に野生ではコバエなどの小さな虫を食べます。僕は餌のたびにコバエを取りに行くのが面倒だったので、ホームセンターで買ったコオロギやミルワームを繁殖させベビーを食べさせていました。餌は週に一度でおなかの膨らみ具合を見て餌の大きさも調節してました。餌は小さな虫なら何でも食べますがワラジムシやダンゴムシの赤ちゃんは甲羅があり固いので食いつきはよくないです。
水分について
僕も水分は餌の昆虫から一緒に取るものだと思っていましたが、興味本位でペットボトルキャップに水を入れて置いてみると口をつけすすっていました。
水分の与え方ですが飼育で最もここに気を付けなければなりません。
ハエトリグモは水深があると溺れます。そのため霧吹きで水槽の壁に小さな水滴がつく程度でいいです。
僕も最初はそうやって飼育してましたが霧吹きだと水滴により壁面に水垢がついて掃除が大変だったのでー↓
僕はペットボトルキャップにティッシュを詰め湿らせたものを水槽に入れて毎朝ティッシュを交換するだけになりメンテナンスも大幅に楽になりました。
メンテナンス方法
メンテナンスは主に
- 水やり
- 壁面掃除
- 餌の片づけ
です。
水やりメンテナンス
水は腐りやすいので毎日新鮮さを保ちます。毎朝、霧吹きの場合は壁面掃除した後に新鮮な水を与えます。キャップ式の場合はティッシュだけ取り換えます。
餌のメンテナンス
ハエトリグモは虫の体液だけ吸うので骨格が水槽内に残されます。放置するとカビが生えるので見つけ次第取り除きましょう。
壁面メンテナンス
壁面は汚れが一番たまります。ハエトリグモは壁を歩けるので壁に糞やおしりから出る糸で壁面を汚します。
汚れはハエトリグモを別の容器に移動させて、水槽ごと洗います。隅っこなどは綿棒で磨きましょう。
ハエトリグモの楽しみ方
ハエトリグモは他のハエトリグモを見ると両前足を広げてフリフリしながら威嚇します。その姿が必死で可愛いです!
その習性を利用して鏡をつかい自分の姿に対して威嚇し始めます。是非試してみてください。